賃貸管理業界でもDXが浸透してきています。
この「DX」とは「デジタルトランスフォーメーション」で、2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン教授が考えた言葉。今から20年も前にストルターマンがIT技術の進歩を感じ、これからの未来を夢見て作った言葉です。
ストルターマンが考えたのは、「IT(情報技術)の浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」という意味でした。おそらくインターネットやテクノロジーの進化を見て未来の世の中を想像されたことだと思います。
さて、その「DX」が生まれた2004年のテクノロジーがどのようなものだったか覚えていますか?
YouTubeは2005年リリース。
Facebookも2005年、Twitter(現・X)は2006年、iPhoneは2007年にリリースされました。
ストルターマン教授はこれらが世に出ることを予見していたのでしょうか?
DXという言葉が作られた後にSNSやiPhoneは登場し、世の中を変えることができました。すでに「多くの人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させるDX」が誰の日常生活にも浸透しているのです。
賃貸管理業界のDXが遅れていると言われます。何に対してどれくらい遅れているのでしょうか?オーナーや入居者、社員、その他のあらゆる人の日常生活に対して20年近く遅れているのです。
NFTなどのWEB3、メタバース、生成AIなど特にインターネットのテクノロジーが大きく育ち始めました。これらを活用することももちろん大きな変革になりますが、まずは日常的に触れているDXにビジネスを近づけることがDXの第一歩です。
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